アンチェロッティの戦術ノート


イタリアの戦術の本は論理がすっきりしていてわかりやすい。
ヨーロッパのサッカーといっても色いろある。



カルロ・アンチェロッティ
とは⇒リンク

攻撃の局面 シュートを打つこと
守備の局面 ボールを奪うこと

ボールを保持すること ≠ 得点を上げること

ボールポゼッション 
1.パスを繋ぎボールを動かすことによって敵陣深くで相手よりも一人多い数的優位の局面を作り出す
 味方の誰かがフリーでボールを受けてシュートを打つ状況を作り出すこと

2.試合のテンポを自分たちが望むペースにコントロールする
得点を取る⇒ペースで試合をすすめる
リード時⇒スローダウンする
押し込まれている時⇒リズムを落とす

3.リードした終盤で主導権を握る効果的なポゼッション
  • 選手間の距離⇒離れすぎないこと、複数の選択肢
  • 的確なタイミング⇒1タッチ、2タッチのリズムの共有 オフザボール
  • パスのスピードと正確性⇒中心選手の正確性
デメリットとリスク
  1. チームの組織的バランスが崩れる
  2. 前がかりになる
  3. 効果的に行わない限り非生産的
バルセロナミラン⇒ポゼッション

ヨーロッパの多く
  • CB⇒テクニックより高さや強さ、速さ 
  • 前線へのロングパス
  • セカンドボールからの展開
  • プレッシングによるボール奪取
  • 切り替えの早い速攻


裏のスペース
  1. ロングパス、スルーパス
  2. 1対1のドリブル、ワンツー
  • 2列目からの走り込み
  • ゴールから遠ざかる動き
  • バックの距離を広げる


裏を取られない守り方
  1. 前にパスが出せない時⇒ラインを高く保って陣形をコンパクト、中盤との間隔を狭める。
  2. プレッシャーがかかっていない時⇒後退して裏へのパスを消す、ラインを上下させ的確な高さにコントロール
攻守のバランス

  • コンパクトな陣形
ボールを失ってすぐにプレッシャーを掛けて敵から攻撃を展開するスペースと時間を奪い、見方が戻って守備陣形を整える

攻守の切り替え
トランジション(移行、転換)
切り替わる局面は点が入りやすい。

ポジティブトランジション 守備→攻撃

ネガティブトランジション 攻撃→守備
攻撃の局面において
  •  ボールのラインよりも後ろにいるプレーヤーが正しいポジションをとっていること
  • ボールより後ろの敵選手のマーク

プレッシング
敵からプレーするための時間とスペースを奪う
「複数の選手が連動してマークの動作を行う」

ゾーンディフェンス
自分のゾーンに入ってきた選手をマークする

ハイラインプレッシング
ボールを失った直後にプレス
機能しなければカウンターをくらう

ローラインプレッシング
一旦時間を稼いで帰陣し、プレッシング