スペース自体を深く掘り下げて書いていることがあまりないので。
スペースの概念を整理してみようと思います。
スペースと辞書で引くと
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/119723/m0u/
国語辞典から 1 空間。場所。「資料を置く―がない」「居間の―を広げる」
サッカーではとりあえず、「自由に使える空間」として定義しておきましょう。
どういうふうに使われているかと考える。
スペースを作る。
スペースで受ける、スペースに出す
裏のスペース
スペースがない
味方同士でのパス回しではなく敵を設定して、初めてスペースということを考えだす。
味方しかいない場合はスペースは無限と考えてもいいでしょう。
図で考えてみます。
1.スペースがない場合。
青の2人のパス回しに、赤のボールを奪う人を考えた場合
それぞれの個人のすぐに移動できる範囲をとりあえず丸枠と考える。
パスを直線と考えて、そのままでは直接パスを出せないのでスペースがない。
ただし、頭を超えるようなパスの場合は通せるでしょうが、ボールコントロール中に詰められると考えてないとしておきます。
2.スペースがある
注:ここではオフサイドを考えていません。
- 上側の矢印は安全なパスと考える。
- 青と赤の円が接している部分へのパスをした場合、パスが通るか通らないか。
つまり個人の能力よってスペースの大きさが変わる。
個人の注意している先、足の速さ、体の向き、手の使い方、体の当て方、等によってスペースの大きさ自体が変わってくる。
3.距離が近い場合を考える
距離が近い場合、 すぐに移動できる範囲が重なって、スペースが潰される。
4.移動する場合
本来的には距離が離れている場合スペースがあると考えられるが。
移動する場合スペースが時間的に変化し、また後ろからの場合は注意をはらいにくくなる。
背後を警戒する能力があれば、ボール側に近づいて捕られることを防ぐことができる。
5.オフサイド
オフサイドを考えると、ラインが上げてしまえばスペースが無くなる。
6.裏へのパス
裏のパスを考えるとさっきとは違いスペースがあると考える。
つまり動き方によってスペースの有り無しが決まる。
7.裏への対応
攻撃側と守備側双方が裏へのパスに反応した場合。
スペースはどう考えるか。
- 足の速さを考えると攻撃者が足が速ければスペースはある。
- 守備がボール側を向いていて攻撃側がゴール側を向いていれば、スペースがある
- パスのタイミングと裏へ走る側のタイミングがあっていて守備が遅れればスペースがある。
次は守備、ドリブル、組織としての動きの時のスペースを考える。