キック力とは

 キック力とはと考えてバイオメカニクスの本を読んだりして調べていた。ただ、競技によって目的が違ってくるというのがある。サッカーにとってのキック力とは、サッカーボールの速さがどれくらい出るかという問題である。

他の競技でいうと空手なんかのキックでは相手にダメージをどれくらい与えるかというのが指標になっている。空手の人のキックを受けた感じでは、最高速を求めているのではなく長い時間力を加えるのが目的なのかなと感じた。

 

 そういうのは物理で考えると、どれだけ長時間力を加えるかという話になっている。

例えば、投げると、打つという動作を比較する。野球でボールを投げるには、止まっているボールを、徐々に手を速く振ることで徐々に加速していく。それに対して打つというのは、野球のボールをバットで打つのを考えると、止まっているボールに対してバットをスイングしてあたった瞬間だけボールが加速する。

 では、サッカーボールのキックはどっちなんだろうかと疑問に思う。

 

 私は、両方を試してみた結果、どっちの方法でもありうるのではないかと思う。そう、蹴り方によってどっちでもあり得るということだ。蹴り方を変えることで、徐々に加速したり、あたった瞬間だけボールが加速するのを選べる。

 問題はどっちが足の負担が少ないかである。バットならバットが折れても問題がないが、足が折れるのは問題になる。サッカー選手で足にボルトが入っているという人もいるけど、できるだけ折れないほうがいいとは思う。痛くなくて足が折れにくくてボールのスピードが速く蹴れる蹴り方がいいのでは。