具体的にどうやって、集中力を高めるかと言うことです。あるところでは、zoneなんて呼ばれているそうですが。集中する方法で書いたことや
- 外国の選手がPK前に、ボールに頭当てるだとか。
- ネックレスを触ったりするようなのとか。
- 叩いてもらって気合いを入れて要るだとか。
読み終わったら、それらの意味が分かるように書いていきたいと思います。調心、調息、調身の意味がこういうことかな。
○まず、体の状態から姿勢と、脱力です。以前書いているのでそれを見てもらって。要するに
- 体に意識が向かないようにするために安定した姿勢と視点をふらつかないようにすること。
- 力を抜くことにより体に自然と意識が向かないようにすることです。
寝そべっていても良いんですが、本当に寝てしまっては意味無いので起きてやります。座ってても、立ってても良いですが寝なければ寝てやっても良いです。力を抜いて体の最下部に重みを感じるようにします。禅だと正座とか足を組むとか言う方法もあるようですが、楽な姿勢で安定すれば良いんじゃないかと思います。
脱力についてですが、何か物を持つとき力を入れて持つのと物を落とさない限界まで力を抜いて持つのと。同じ動作でも、力を入れて持つのは自分の力がぶつかり合っていて弛緩している状態なので、その無駄な状態を省いて、力を入れていないように感じるような状態にしたいということです。
○続いて呼吸ですこれも以前書いています。呼吸に意識を向けないで、自発呼吸の方が良いのですが、集中し出すと脳みその酸素消費量が増えて、脳への酸素供給量が落ちる場合があるので。効率的に酸素を供給する必要があったりします。
ただ、感覚を絞る目的としては呼吸をゆっくりして、頭にあまり酸素を行かないようにして、脳の活動を抑える方法もあると思います。ゆっくりしすぎると体調が悪くなる場合もあるので苦しくない程度が良いんじゃないかと。また、運動してない状態で速く呼吸しすぎると過呼吸になるので気をつけた方が良いでしょう。もちろん力を入れてやらない方が良いと思います。
○三つ目に、五感です。
前回に理論的なことだけ書きましたが。これだけでも可能だと思いますが。体と呼吸を整えるとよりやりやすいと思って書いているだけです。
とりあえず実験として
ほっぺをつねると痛いわけですが、つねった方の反対側のほっぺを触った状態でつねり。触っている方の感触を考えるようにすると痛みの感覚が薄くなる。痛みを思うと痛くなる。これも一種の五感のコントロールなんでしょう。このように違う刺激に意識を向けることによってある程度感覚を操作できるわけです。
集中の程度を書いていきます。状況に応じて切り替えればいいと思います。一つめじゃ意味無いですが。
- 受け取った情報総てに意識を向けて振り回されている状態。
- 体の感覚があり、一つの物に意識を向けた状態。
- 集中する対象に没入した状態。
- 刺激に捕らわれない状態。
無心を必要な物以外を感じない状態と書きましたが。それをするために、とりあえず五感を感じないようにする練習をします。
と言っても
- 一つの感覚に意識を向けて他の感覚を感じないようにする。
- 意識を向けた刺激を他の五感でも感じるようにする。
- 集中した物を取り去る
だけです。
意味が分からなければ怪しいとか、やる意欲もわきませんので。少し説明を。
脳みそには五感に対して働く部分が決まっているそうです。一つの刺激にだけ働くようにしてやると脳の一部分が働くようになります。
それでは脳全体は使えていないので、その他の五感を一つの刺激に対して感じるようにする。
例えば、テレビで雪の寒そうな映像が映ると寒く感じるように。視覚に対して触覚的な反応をする。
そのように、一つの刺激に対して他の刺激にも反応するようなことをしようと言うことです。このようなことは、物事を理解したり、記憶するのに良いように思います。五感全部を使うようにすると5倍の集中した状態になるかどうかは知りませんが。より集中した状態にはなるかもしれません。
それから、集中した物を取り去るのですが、何も感じない状態です。この状態に自由になれるようになると、他の状態にもすぐ成れると思うので。そのための練習と、動作的にはこの状態が一番速くなると思います。
つぎに、触覚、聴覚、視覚と実際のやり方について書こうと思います。どれか一つか同時にやれば良いんじゃないかと。全体的にいえることですがイメージでも良いんですよね。
○触覚
手っ取り早いのは痛みなんですが。気合いを入れるみたいなもんです。痛みに意識をむけて痛みが無くなるにつれて無心になる、というような感じですが。痛いのは好きじゃないのであまりお勧めしません。何かに触れてから離すようなのも良いかもしれません。
○聴覚
要するに音です。音を聞いても聞こえないような状態にしたいわけです。音の場合だと、試合中だとやれないので、トレーニングとしてやるのは良いかと思います。または本番前とかに。
普段気づいてないだけでやっていることです。やかましい音の中でも、人の声は意外と聞き取れたりします。そのように小さい音であっても、聞こうとすれば聞き取れたりすると言うようなことです。
音楽なんかが一番手に入りやすいんですが、言葉とかリズムに反応するので、やりにくいというのもあります。自然音みたいに規則性がない物が良いと思います。電車の中だと集中できるみたいな感じでしょうか。
いろんな音が混ざっている音だと小さい音に意識を向けて大きい音を聞かないようにするのは良いかもしれません。
私的には水の音が良いかなと思います。味、冷たい、雨のにおい、形とかをイメージしやすいので。
○視覚
一点凝視法と言うのがありますが。あまり好きじゃないので。興味があればやってみるのも良いかもしれません。
集中する方法で書いたことの補足として、目をつぶれば見えない状態はできますが、それでは何もできませんので。一点を見て、それ以外は見えない状態にする、それに五感を貼り付けていく感じにする。それからそれを視界から外す。そして何にも注視しない状態にする。
多少怪しくもなり書く気もあまりなかったのだが。根性論を振りかざす人が多くいるけど、そういうのが、あまり好きじゃなかったので書いてみました。
辛く苦しい先に成功があるから、今は我慢をしろという人がよくいますが真に受けない方が良いと思います。
辛いと感じているだけで集中はとぎれていますからね。どうせなら楽しんでやった方が良い。
ロナウジーニョはいつも笑顔でやっているそうで楽しんでいるんでしょう。周りが辛いと思うようなことでも楽しんでやれれば良い。それでも楽しいと思わない場合はやり方が間違っているんでしょう。元々好きで始めたんなら楽しくないはずがないので笑ってやれるぐらいでどうかと思う。ただへらへらするなとか言う変な人もいますが、相当古くさい人なんでしょうね。
多機能になった家電製品が使い方が分からないように、心の使い方にも、わかりやすい説明書があれば良いんでしょうね。
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