コンピューターを利用したサッカーの分析法の考え

 将棋のプログラムがプロに勝ったのが気になったので、将棋ソフトがどのように戦況を判断しているのかについて調べていました。また、最近のサッカーをコンピューターで分析するのが流行りみたいなので、将棋ソフトとサッカー分析ソフトについて考えてみようと思います。

 将棋ソフトでは、将棋のt強い人が作った棋譜から特徴的なパターンを認識して分析を行っていたりするようです。将棋の場合は、電子データとして分析しやすいような棋譜というのがありますが。サッカーの場合どのようにしてコンピュータに分析しやすいようなデータにするのかが気になっておりました。

 サッカーのコンピュータでの分析ではどうやっているのかを見ると映像解析ソフトというので、選手の位置などを分析しているというのがわかります。例えば、サッカー場を全体が見渡せるようなところにビデオカメラなんかを置いて固定して、ユニフォームの色からどこに人がいるのかを分析したりしているのでしょう。レガースに発信機をつけて位置情報を取得するという試みもあるようです。ワールドカップではレーザー測定器を使っているというのをきいたことがあります。
 
 その習得したデータをどのように分析するかですが。あまり話を聞いたことがないのでよくわからない。なので、将棋ソフトウェアでもってどのような分析されているのだろうかというのを検討してみようと思います。
 将棋のソフトウェアでは、まず戦況分析して今の状態をポイント化する必要があります。そして次の手を探索してそれをポイント化して一番いい手を選ぶということになっているようです。
 それをサッカーの分析に利用するのは、はサッカーに置いてのいい状況というのをポイントづけする必要がある。それとサッカーにおいて一手ずつではなくて全員が同時に動くことが可能である。そうすると将棋での一手とサッカーでの次の行動とは違う感覚になってしまう。時間的においてはサッカーではパターン数が増えすぎていしまう。その増えすぎたパターンを減らすのが一種のセオリーとなっている部分だと思う。そのセオリーも疑う必要は出てくる。
 
 サッカーでの戦術だけを切り離して戦術の良し悪しを判断するのはなかなか難しいと思う。例えば全く同じレベルの人間を戦術を別にして対戦するというのができそうにない。とすれば戦術によって勝ったのか選手のレベルによって勝ったのかについての判定が難しい。ただしコンピュターによって戦術のシミュレーションによって判断しようとしてもシミュレーションの精度が高く無いと、シミュレーションした結果が現実の結果をよく表さず、全く意味のない結果になってしまうこともある。シミュレーションの精度を高くしていきなおかつそれをフィードバックしながら取り入れていくようなチームが出てくればそのチームは強くなるかもしれない。