クラブワールドカップ決勝


  バイエルン・ミュンヘンがすごいのはまぁ、タイトルの数から言って当たり前で、圧勝すると思ってたし、点差から言って2-0だので圧勝したと読み取れるかもしれないけれど。
 はじめの方はバイエルン・ミュンヘンが圧倒していたけれど、あんなのはラジャ・カサブランカ じゃない。ラジャ・カサブランカの試合をクラブワールドカップで初めて見たひとでもあんなのはラジャ・カサブランカじゃないというだろう。前プレスに苦戦して、ロングボールをけって拾われて押し込まれるなんてのはラジャ・カサブランカらしくない。
 バイエルン・ミュンヘンになっても、グアルディオラの戦術はキーパーからパスを回し、前からプレスをし、ボールを奪われたらすぐに取り返しに行くし、確率の低いようなパスはしないし、左サイドにパスを出すところがなくなれば、一旦下げて右サイドにパスを回したり。 
 それでも面白いなと思ったのは、ラジャ・カサブランカらしさが徐々に戻ってきたところ、パスを回しメトワリが相手を翻弄し、テクニカルで面白いサッカーが戻ってきたのが良かった。
 バイエルン・ミュンヘンのキーパーのキックをカットして、シュートまでつながるようなシーンとか惜しい決定的なシーンも有った。