守備のシステムを考える[第17節 FC東京×ガンバ大阪]



ガンバの1点目と3点目のシーンから
ガンバの守備についてみていこうと思います。

1-1
サイドにパスを出したシーンから、
1-2
観て分かるとおり、4対4になっています。
守りはDF任せなのかなと思います。

1-3
たぶんクロスを上げるために縦にドリブルをしようとしているのだと思います。

1-4
ゾーンディフェンスだとすると
ずれるような守備の場合は次のように動くと私は習ったんだ。これだとMFがしんどいかも。
1-5
この場合だと、戻るのに時間的に余裕があるので、ボールに対して詰めていき、そこに一人戻るというような守備もあるかと思います。そんなにしんどくないと思う。
上のスペースを利用されているように思う。

1-6
実際はどうだったかというと
そのまま4対4を続行しています。ここのMFのポジション取りがなんだろう。
すばやいカウンターをしようとしているとしても同じ所に3人もいらないし。

縦にドリブルをしクロスが守備にあたってこぼれたボールを拾われる。

1-7

拾われたボールに対して守備が詰めにいって逆にかわされてキーパーの股抜きシュート。
白で囲んだ部分が3対2になっているので、全くMFが戻っていないというのがわかる。

1-8
ずれる守備でも一人が戻れば、抜かれても詰めにいけたと思う。ただし、これは時間的に無理かな。

1-9
もっと単純に近いところの人がマークにいくと、つめる余裕ができたのではないか。
それだけの時間的余裕はあった。

3点目の前の惜しいシーンで気になったのが
2-1
攻撃6で守備が5という数的に不利なのに戻らないなのか。
それに3バック?1点差があるからか?

2-2
白丸で囲ったのがたぶんCBだと思うんだ。最終ライン3対3だしどうなってるのかな

2-3
4バックだと白丸で囲ったのが戻って次のような位置についてからプレスをするのが普通だと思うが時間的に無理なのかな。

こっから3点目のシーン
3-1
白丸のポジション取りがよくわからない、中央が1対1になっていて左CBがカバーしてない。
CBがまえに出るなら、サイドバックは中に絞るだろうし。

3-2
3バックだとしたら次のような感じになる、これだとパス出さないだろう。右サイドは空いてるけれど。

3-3
もっと攻撃的な守備として、オフサイドトラップとかラインを上げるならこんな形になる。

3-5
普通はこんな守備配置が多いと思う。

3-4
実際はこんな形で裏に出されてそこから得点された。見た感じマークが誰かも決まってなさそうでフリーだしカバーはいないし。

これだと真ん中がかわされても誰もカバーに行けない。
サイドバックからの失点が多いけれど左サイドバックのポジション取りが変なので、右サイドバックに負担が多くなっているだけに見える。失点が多いチームにしては守備任せだし、MFが戻れる時間も余裕もあるのに戻らないし。




この本読んでからガンバが気になってたけれど、いつの間にか降格争いに。去年は優勝争いじゃなかったっけ。