5レーン理論とは何のか

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 動画見ながらコメントを入れてみるというスタイルを考えたのでやってみる。

以前、サッカーに関係のある論文などを翻訳して紹介していました。これの原文を読んでも理解できるのがそれほどいないかなと思って中学生にもわかるように頑張って書いていた。

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 私の中で5レーン理論はこの論文を実際の試合に適応したらという話だと思っている。パスは三角形を作るのが基本と言われている。三角形を作る動きをしていると5レーンになっていくという形である。

 サッカーの試合の中でパスコースを多く維持することは、パスコースを限定されてボールを奪割れないために重要なことである。でも、相手の陣地内で三角形を作ろうとしても、相手の守備が整っているとそのためのスペースは限られてくる。

 相手の守備が作る、三角形の中心にいればどの人がマークに付くのかがわかりづらくなり反応が遅れる。それをチーム全体で行うと自然と形作られていく。

 

 俯瞰という言葉が語られていた。私の中では、対人だと観見2つの目というのが参考になる。観見2つの目というのは五輪書の中で宮本武蔵が語っているものです。近いものを見るとき遠くを観るような感じで見る、遠くを観る時に近くを見る感じで見る。ただ、私は相手を見ることで次の行動を予測しています。だいたい人間は見てから次の行動を決めているので。蹴る方向を見る、ボールを見る、ボールを蹴るというパターンが多いので、蹴る方向が目線を見ているとわかる。そのために目線を絞らないことで次の行動を読ませないためにぼんやりと観るというのをやる。

 

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 戦術的プレーと個人的プレーなんかで考えて見てほしい。ボールをトラップする時にボールだけを見ていると、近づいてくる相手が見えない。ただ周囲も見ているとボールのトラップをミスするかもしれない。なれてくると、ボールを見なくてもトラップが失敗しなくなる。ただ、ボール以外を見ているとトラップを失敗しても、周りに人がいなければボールは取られない。周りを見ずにトラップが成功しても、相手が近づいていくるのに気づかなければ、トラップした瞬間に取られるかもしれない。

 だから、トラップがうまいということよりも周りを見ることのほうが本当は重要なのかもしれない。トラップで対面パスの練習ばかりすることもある。でも、試合の形というのはボールを取ろうとしてくる人がいる。対面パスというのはボールだけの練習なのでそのことだけ練習していることにそれほど意味がない。

 日本人はボールの扱うテクニックがあるが試合では使えない。という話があったのは、ボールを取ろうとする人を想定した練習をしてこなかったからではないか。

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