「サッカー データ革命 ロングボールは時代遅れか」を読んでみました。

 

サッカー データ革命 ロングボールは時代遅れか

サッカー データ革命 ロングボールは時代遅れか

 

 


 本の冒頭で、ロングスローが効果的というのを知っているのならばなぜロングスローの練習をしないのだろうかというのから始まっていました。
 そういえば、今年の正月にやっていた高校サッカーでロングスローからの得点が多いように感じていたんだけれど。日本の代表でロングスローを見ることは無いよなと思った。高校サッカーはレベルが低いからロングスローから点が入るんだという言う人がいるかもしれない。けれど、ロングスローを戦術として取り入れようと思う人がいなければ、ロングスローをやる人はいないだろうと思っていました。
 スローインはリスタートの中で一番多い方法ですよね、コーナーキックにならないようにするために必死になってDFがタッチライン際までボールを追いかけたりする。でもそのスローインから得点が生まれるようになれば、コーナーキックだけでなくスローインにも注意しないといけなくなって簡単にはボールを出すことができなくなると思う。

 この本には書いてないけれどスローインに対して思うことが有る、攻めているときに相手のフィールド側でスローインを獲得した場合と、守っているときとの場合で、選手の配置が全然違う。同じ場所でのスローインを行っている場合でもそうだから、気分的に攻めているから人数をかけれるように思っているのだろうけれど。同じところからのスローインだから気分に関係なく同じように人数をかければいいと思う。
 守る時間が長い場合の時はスローインでは周りに味方が誰もいないのですぐに取られて相手が攻めるようになってしまう。攻めている時間が長い場合は、スローインの周りに味方がいっぱいいてボールを奪われずにチャンスになる。
 ロングスロー戦術が有効というよりも、ロングスローがあると相手の陣地内でスローインをゲットした場合、ロングスローをするというのが第一に浮かんで皆がゴール前に殺到するのが大きいのではないかと思う。
高校サッカーでのロングスロー
試合を決めた富山第一・城山のロングスロー 実はチームメートも知らない秘密兵器だった
http://www.soccer-king.jp/news/youthstudent/20140113/161977.html?view=more  

 この本の中でコーナーキックから得点は入りやすいのだろうかという疑問を提起していました。コーナーキックから本気で点を取ろうして練習をしているのだろうかというような気もするのだけれど。コーナーキック何十回やって一回しか入らないのならコーナーキックではなく、ショートコーナーからのリスタートがいいのかと考えていますが、コーナーキックからの得点がうまいチームっているよね。
 コーナーキックでの得点がうまいなと私が思っているチームはメキシコなんです。たいていニアに蹴るのだけれど、それを頭で擦らせてファーにいる味方にパスをするようなヘディングをする。そうしてニアでヘディングするのでニアに人が集まるのでファーでフリーでゴールを決める。そういうような得点の形があるのならばコーナーキックからでも点が取りやすいだろうと思う。

 ポゼッションサッカーがいいのかというようなことも書いていた。けれど、ボールが奪われないようなチームというのはたいていうまいチームと考えたら単純にぽぜっしょん率が高いのはうまいチームなんだな。だから戦術としてボールを持たないチームをのぞいて普通にやっていたら、ぽぜっしょんが高いチームが強いチームになるのではないかと思う。ポゼッションをしているからといって点が入るわけではない。それはドイツ対ブラジル見たらわかるような気もする。

 データ分析をこの本ではやっているようだけれど私が思っているようなデータ分析とは少し違うように思う。この本の主体はデータ解析であって戦術解析ではないように感じる。そうするとどんな選手を選ぶかというようなことを使えるけれど、どうすれば選手がうまく強くなれるかというようなことは書いてないなと思う。

 以前キンドル本ですがあんまり売れないけれど性懲りもなくまた出そうと思います。今度はあんまりサッカーに関係ないようなことを書こうかなと思います。身体能力関係のことですね。