前の記事でこのようなパスができれば速い攻撃ができると書いたのだけれども。このパスができるためには相手の守備陣形を崩す必要がある。
そうしなければ走り込む人は守備に阻まれる。
逆にドリブルを警戒するときは、抜かれてもカバーするような、陣形をとる。
守備を一か所に集めて守備陣形を崩す方法としてまとめてみると。
1.ドリブルすることによって、ディフェンスを一か所に集める。
2.シュートの体勢をとることによって、シュートコースを防ぐために集める。
3.中央で抜き去ることによってカバーするためにサイドが薄くなる。
4.中央でショートパスをつなぐことによってディフェンスを集める。
それらを利用してディフェンスを集め団子状にすることによって守備を崩している。
前回記事で書いた置くパスというのは相手の守備陣形が崩れていない場合にサイドにパスをして、そこからクロスを上げるという方法。ここでは守備を崩してから当てるパスを利用する方法をかいています。
実際の例から見るために、一から図を作るのは面倒なので、過去記事のWCのスペインの図を使って。(過去記事→リンク)
どのように相手の守備を崩しているかというのを考えていこう。CK(コーナーキック)からは除いた3パターンを元にしてかいてみる。
こぼれたボールを拾ってドリブルを初めた時点で既に右側にすっぽりスペースが広がっている。
ここでシュートを打つ体制に入ったので。ディフェンスがボールをもっている緑に集まり始める。
この場合、中央にディフェンスを集めてサイドにパスを出すことによって守備の陣形を崩すに至った。
守備が崩れる原因となったのはシュート体勢と、中央をドリブルすることによって、相手の守備が団子状に集まってしまっている。
これを意図的にやろうとすると、相手の守備を一か所に集めて空いたスペースにパスをする。
がここで、抜き去られた上に守備がぶつかってこけるというアクシデントが発生。
中央ががら空きになる。中央をゴールに向かってドリブルする。すると二人のディフェンスが中央に集まる。
この場合は中央のパス回しから始まる。
そこをサイドに向かってドリブルする時点で左サイドにぽっかりスペースが空いている。