1対1でのボールの位置と足の関係をくわしく描いてみます。
1対1時における、ドリブルしているときのボールと足の位置関係を4パターに分けています。
右サイドから抜こうとしている図で。
1.右足前でボールが前の足にある。
右利きの人が一般的にとる足とボールの位置。
2.左足前でボールが前の足にある。
左利きの人は右サイドでも左足前でドリブルしたりします。
ただし、守備側が前の足をすぐボール蹴れる状態でとられやすくなる。守備側がボールを捕りに来るのを誘うカタチにもなる。中央へ行くのを防ぐために、やや中央寄りに守備はいる。
3.相手との間合いを詰めて、フェイントや突破を仕掛けるような場合、後の足にボールをもつ状態になる。
4.3と同様に、間合いを詰めてフェイントや突破を仕掛ける場合にとる。
メッシのドリブルは左利きだけれども右側でドリブルをするシーンが多いなと思い。左足バージョン(つまりこの図では2ですね)を用意してみました。2の状態で守備側が足を出すタイミングでボールを動かして抜くというのも結構あるように思う。
1と2を標準としている場合が多い。ドリブル中に守備と近づいた場合に1から2の状態にスイッチするのがあり。
その効用として、色が濃いほうから濃い方の状態に動く、そのときドリブルする側が動かなくても、守備が状態に対応しようとすると、左右に動かないといけなくなる。1から2のスイッチは普通に走るだけなので時間がかからないが守備側は時間がかかるので、対応が遅れるというのがあるのでしょう。
濃い方から薄い方に動かすと、守備が後れるとこういう抜き方が望める。ただし、守備側は足を出してくるのに対応しないといけない。
薄いほうから濃い方に動かすと、
他に2から3、1から4へのスイッチもある、この場合は守備側が対応しようとすると前後に動かないといけなくなる。
2から3へ
左足でボールを動かしながら、右足前にしてから間合いが近くなって、
ダブルタッチのようにボールを持ちかえるとこのように抜けるかも知れない。マシューズフェイントもこのようなカタチで可能か。
1から4へ(濃い方から薄い方)
2から3へと同様に近づきやすい。
ダブルタッチ、クライフターンでも使えるかな。
クライフターン動画→リンク
ラーボデバッカ動画→リンク (一点目)
後にディフェンスを背中に向けながらボールを保持しボールを引きずるようにしながら、180度ターンして抜き去る。
右サイドから中央に向かってドリブルしてシュートするときに、左でシュートするとゴールに対して正面になり、角度が大きく取れると。逆に右利きの人が左でプレーしても言えることです。そういうことを考えるとストライカーは、利き足と逆のサイドからドリブルした方が点が取りやすいのかも知れない。
メッシ動画→リンク