「ファンタジスタの科学」を読んで

 こういう科学本の中では珍しく、納得できる部分が多くてありがたかったが。違いが書いてあるがやり方は書いてないんだな。

キック力とは何かと言うことで。
反発力と振る速さというふうにかかれてました。

鞭のような動きだとか、質量の大きい部分から小さい部分に伝達して加速するんだとか。
あと反発力を大きくするために、体の関節を固定させるんだとか。
○鞭のようにしなやかにさせて、速度を上げてから、ボールの当たる瞬間に力を入れて各関節を固定する。 と言うことなんでしょう。

次にトラップについて
 吸収とラップとか、吸い付くようなトラップとか言われるやつでしょう。

 一般的にインパクト部分を引くと説明されていると書かれていて。
インパクトする部分の重さをボールの重さと(仮想的に)同じにする。
 筋をリラックスさせて実質的にボールの重さと同じにすると言うつもりか。

ただ、私の考え方では、
○力を抜くところまでは同じで、円的に動かしたり。力の抜きと入れとか。利用したやり方をしていたが。


周りを見る というところで、

初心者はあまり視点を動かさないが、上級者は視点を素早く動かすと書いていたが。

それは逆だと思うがな。 ○上級者は視野を広くとって注視しずに、全体を見る。
 初心者は視野を狭めてみて、眼をいろんなところに動かさないといけない。
結局人間の視野が180°ぐらいで、色が分かるのが60°ぐらいなので、首は振らないといけないでしょうが。
 ヘッディングで 下半身を強く振り出せば、上半身も強く振りだせれる。 と書かれていたが。エビが跳ねるような感じで良いんじゃないか。
 足を使わずに体の重さで良いとも思うんだがな。

 シュートでゴールに使われる蹴り方で多いのが、インステップとインサイドキックが多いんだそうです。事実だからそうなんだろう。
 インサイドキックはボールスピードは遅いがキックに要する時間は短いんだそうです。
 私はどの蹴り方でも同じ時間で蹴れるがな。つうか蹴り方によって時間が変わるのは蹴る目的と威力が違うだけだろうがね。
 インサイドキックより、アウトサイドキックの方が早く蹴れるんだがな。

インサイドキックは股関節を外向きに振る動き、野球も同じ。 と書かれていたが、インステップも同じようなもんです。
ただ向きが違うだけです。これは8の字動作で書いたんだが。
なぜ外に向けるのかが分からんと意味はないだろうに。


  ストイコビッチのインサイドキック

普通の人のインサイドキックはボールにまっすぐ入ってまっすぐ蹴ると説明されたあと。
  ストイコビッチの蹴り方は、目標に対して正対することなく斜め後方の助走から蹴り足をまっすぐではなく右手前方に斜めに振り抜いている。
あと、普通の人と違ってボールの前方に軸足を置いて蹴るんだとか。

 回転運動に並進運動を加える などと難しい言葉使ってたが。 ようするに、足の振りだけで蹴るんじゃなくて、蹴りながら体全体(体の重いところ)を前方に動かすと言うことでしょうね。
と言うことは軸足を固定したら無理って事です。


 なぜキックするときにのけぞるのか?
日本人はかかとを押し出した結果上体がのけぞる
ピクシーこと(ストイコビッチ)が「どうして日本人がこんな風にのけぞりながらキックするのかがよく分からない」様子だった

上体の前傾角度を一定に保ちながらキックすることを教わったそうです

どんなスポーツでもたいてい上体を動かすとバランスを崩しやすく視点が一定にならないし。重心が崩れて力が伝えにくくなるので上体を安定させるのは常識なんだがな。

○なんで上体がのけぞるのかは。軸足を固定させて蹴ると教えるからだが。軸足を固定させると、腰の部分に回転力がかかって、その上に蹴ろうと足を出すと。反対に後方に向かう力が上体にかかるのでそる。
ではどうすればいいか
○さっき言った、軸足を固定させないで、体全体を前に動かすようにする。体の沈み込みとの反作用によって、蹴り足を出す。
 そうすると、のけぞらせないで強く蹴れる

 イメージトレーニング についてかかれていたのだが凄くあっさりとかかれすぎてたので。もう少しかけよと思ったが。

持論で すが
人間は次何をするかイメージしていないとできない。そんなことしていないと思う人がいるかもしれませんが、無意識的にやってます。
 大脳でやらんとした気がしないだけです。ので積極的にイメージしてやることによって次何をすればいいかが思い浮かぶという状態が来る。
 いわゆる直感ですね。意外と直感的なイメージは成功するのでその通りやれば良いだけです。

 間合い 間合いは、剣道とか武道関係によくありそうだが。
一足一刀の間合ともいいますが。 端的に言うと、一歩によって届く範囲が間合いでしょう。

サッカーの場合は抜く方ととる方で、変わってくると思います。 抜く方としては、とる側の間合いを考えて、フェイントなりをかける必要があるでしょうし。
 守る方としては、足が届く範囲に入ってから、相手がかわすこともあるので間合いを保ちながら、取りに行くタイミングを考える必要があるでしょう。 ちなみに著者のサイトに、ある程度のデータは載っているので

 

サッカー ファンタジスタの科学 (光文社新書)

サッカー ファンタジスタの科学 (光文社新書)